『4・28沖縄デー闘争』として、4月29日岩国駅で、街宣・集会と米軍岩国基地正門へ向けたデモに参加しました。
以下は、その集会での私の発言です。
岩国の皆さん、そして岩国を訪れた皆さん、私達はヒロシマ大行動実行委員会です。私達は日常的に『戦争絶対反対、核兵器廃絶、全基地撤去、中国侵略戦争を許すな、』を訴え行動しています。昨年の8月6日は、広島市が多くの反対を押し切って出してきた原爆ドーム前の集会規制と対決し、早朝の原爆ドーム前の集会とデモを闘いました。
私は、広島県の北西部安芸太田町から来ました。私たちの町は、アメリカ軍戦闘機の訓練空域エリア567があり、毎日のように轟音が鳴り響いています。 先月町議会選挙があり、私は3期目当選を目指し、『戦争絶対反対、中国侵略戦争許すな、そして、私達の空を戦争の訓練場にするな』と訴え選挙戦を闘い当選しました。この選挙を通じて、多くの人は、戦争は絶対に起こしてはいけない、原爆は許さないと思っている、それを訴える議員を求めていると確信しました。これからも『戦争絶対反対』を訴え行動していきます。
岩国米軍基地は極東で最大かつ最速で出撃可能な航空基地です。大拡張と機能強化によって軍港(軍事目的に利用される特別な大規模港湾)と軍事空港を併せ持つ、西太平洋における重要な補給基地であり、朝鮮半島、中国から中近東までの出撃・兵站の拠点基地です。現に朝鮮戦争,ヴェトナム戦争,湾岸戦争,アフガン戦争,イラク戦争とこれまで米軍がアジアで行った戦争にはすべて岩国の部隊も出撃してきました。アメリカ軍にとって非常に使い勝手のいい重要な基地と言われています。
昨年11月に、基地機能強化となる最新鋭のステルス戦闘機F35Cや、多様な任務に就くオスプレイの配備が配備されました。在日アメリカ軍で、オスプレイが配備されるのは、沖縄県の普天間基地と東京の横田基地に続いて岩国基地は3か所目、海軍のオスプレイや最新鋭F35Cの配備は国内で初めてです。中国侵略戦争に向けての具体的配備であると思います。
今、沖縄島、琉球弧の島々ではまさに戦争の最前線に立たされようとされています。軍事要塞化、ミサイル配備、島民の避難訓練、そして相次ぐ女性に対する性暴力。戦争体制に入っているとしか考えられません。私達は、再び沖縄が侵略戦争のための捨て石にされる事を許してはいけません。それに加担していけません。
もし中国侵略戦争を起こせば、互いの多くの兵士、民衆が殺し殺されることになります。ここ岩国も米軍の重要は戦略基地で、相手国からの攻撃対象になります。そして軍事、経済の1位と2位のアメリカ・中国が戦闘状態になるという事は第3次世界大戦にもなりうること、核戦争もなる可能性があるという事です。戦争は始まる前に止める!それは今です。沖縄、岩国、ヒロシマと、全国、全世界の人々と連帯し戦争を阻止しましょう!