• 安芸太田町議会議員・大江あつこの活動を報告します。
  • 住民の納得が第一!

  • 一緒に話し合って町づくりをしていきましょう。

「黒い雨」問題について


 「黒い雨」被害者の「確かに、この地域にも黒い雨が降り、それを浴びた」「被ばくに由来する病気を発症した」「私達も大雨地域と同じ被爆者認定を求める」の訴えが、40年以上をかけての国との闘いの中で、そして4年の裁判闘争で全面勝利しました。しかし、国・広島県・広島市はそれを受け入れず、現在は広島高裁で審理中です。40年もの訴えの中では、途中諦めかけたりした時期もあったそうです。しかし多くの支援と被ばく者の団結や互いの励ましが、今日の状況を作り出してきました。

 安芸太田町は各地域で黒い雨や放射性物質が降ってきた証言があるにもかかわらず、小雨地域だったということで、ほんのわずか加計町穴の一部地域を対象とされているのみです。本町の現原告団は27人、全員の被ばく者認定を勝ち取り、さらに地域拡大、そして線引きを無くし、対象者は全員被爆者健康手帳を交付するよう訴えます。また、そのことが、今福島原発事故により被ばくで苦しんでいる、あるいは不安に持っている人々の「国や電力会社の責任と医療の保障要求」活動のバックアップになります。この「黒い雨」の闘いは、そのような大きな力を孕んだものです。「国は黒い雨被害者を、被爆者と認めよ」と訴えます。



(昨年11月、第一回控訴審に入廷する原告団)