• 安芸太田町議会議員・大江あつこの活動を報告します。
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「黒い雨」控訴審判決確定について

2021年9月定例議会での質疑

【大江質問】 原告団とその支援者の粘り強い運動によって、7月14日に広島高等裁判所に おいて、黒い雨訴訟は全面勝利し、その後国は上告を断念した。

黒い雨裁判の広島高裁の判決内容について、どう評価するか。

訴審判決の言渡し後、挨拶をする原告団団長(2021.7.14)

【町長】 ●黒い雨が降ったと考える線引きを広い範囲で判断された。●黒い雨を直接浴びてい なくても、放射性微粒子、空気中のものを吸い込む、飲料水に混入したものを飲む、野菜 に付着したものを食べることも内部被曝として、可能性がある。●健康被害の恐れが否定 出来ない限り広く救済すべきとの判断も示され、画期的な判決だ。

【大江】 内部被曝を認めたことは、大きな成果だ。福島原発事故の被ばくによる住民・ 労働者の健康被害や被ばくを避ける対策にとっても重要なものになる。

【大江質問】 原告同様、黒い雨に遭った人への被爆者認定申請について、町は今後どう取 り組んでいくか。

【町長】 判決が確定して、町内在住の原告27人の皆さんに対して、手帳交付を行ってい る。同様の被害に遭った方々への被爆者認定について、町のほうに問合せは来ている。 国・県・市の取組みを待ちながら、現行の事業の黒い雨に対する健康不安や相談事業 を引き続き進めていきたい。

【大江質問】 2008年に、県3市5町での原爆被害者の実態調査の際、国に広範囲の地 域拡大を要望された。この地域拡大(旧加計町の一部・旧殿賀村の一部・旧安野村・旧 筒賀村の一部・旧戸河内町の一部・旧上殿村)の要望をもとに、原爆健康手帳の交付申 請を広報等で広く知らせるべきではないか。認可されれば、治療費が国庫負 担となり、健康管理手当の支給もある。

医療費の不安なく、治療に当たれるということは本当に安心できる。1日も早く申請できるように町はあらゆる手段を使って支援すべきだ。

「原爆体験者等健康意識調査」で判明した降雨地域
【黒い雨体験者相談・支援事業対象地域】