馬毛島、奄美大島、沖縄島、宮古島、石垣島、与那国島、その他たくさんの島々が連なっ ている琉球弧(沖縄南西諸島)に、仮想敵国・中国との戦争に向けての米軍と一体になっ た戦争体制が着々と進められています。政治や経済を支配し、人々の命を軽んじる者たち が、その体制維持と利益追求のために、この地を太平洋戦争時の惨状のように再び戦争の 矢面に立たせ捨て石にしようとしています。
4月2日に、宮古島へのミサイル基地配備に反対している『ミサイル基地いらない宮古島住 民連絡会』の清水早子さんの講演会に参加しました。『ここ数年、自衛隊の基地が建設さ れ、次々に軍用車両、ミサイルが配備され、戦闘訓練が行われている。これは、米中戦争 準備の一環だ。』と言われました。
清水さんは、ある冊子の中で、『戦争の被害も加害もお断りしたい私達は、この国を撃つ。 戦争に向かうこの国の行方がよく視える小さな島々から、私達はこの国の誤りを撃たなけ ればならない。しかし、絶望の迷彩色に覆われようとする島々で、私たちはどのように基 地をなくしていくのか?旗を掲げて歩みながら、プラカードをもって立ち尽くしながら、 探すしかない。』と書かれています。琉球弧の島々に住む人たちと共に戦争は絶対にさせ ない、戦争に繋がる全てに反対だと行動していかなければと思います。
戦争を止め、核兵器を廃絶するどころか、戦争当事国に武器を供与し激化させ、さらに世 界を分断し更なる戦争を引き起こそうとしているG7広島サミット参加国の欺瞞に追従する ことなく、開催に対し、抗い、追及し、反対の声を上げ続けましょう。