• 安芸太田町議会議員・大江あつこの活動を報告します。
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2024年12月27日金曜日

安芸太田の保養活動は今年で終了します

  • 12月8日 NAZEN(全ての原発今すぐなくそう)ヒロシマ総会での発言(抜粋)
  • 私たち安芸太田保養支援グル―プは、2013年から今年2024年まで福島原発事故で被ばくした親子を、被ばくの心配をすることなく、のびのび日常の生活を送っていただきたいと、安芸太田への保養に招待する活動を行ってきました。そして今年で終了としましたので、これまでの保養も含めて報告します。

    2013年から今年まで延べ70組の家族が来られました。6回参加という家族もいます。田舎の親戚の家に帰ってくるような関係になりました。 最初の頃、まだ子ども達が小さかった頃の子どもの感想です。

    『今年はプールや海に行ったり、ヘビやトカゲ、ヤモリ、イモリなどをつかまえて楽しかったです。お好み焼がおいしくてヤモリが近くにいてよかったです。次もお願いします。』『初めて海で泳げてうれしかったです。でっかいなみが来て、そのなみにおされて、砂浜につれていかれて楽しかったです。』

    その子ども達も成長しました。今回お便りと安芸太田のお米ともみじ饅頭を送ったのですが、おかあさん方から次のようなメールが来ました。『息子は大学生になりました、全く何も心配せずに、安全な場所で安全な食べ物。皆さんと共に楽しい時間を過ごせる事に心身ともに救われた家族が、私達を含め沢山いたと思います。』『娘は20歳になりました。夏休みに、放射能を気にせず,自然の中でのびのび遊べたことで、心も体も健康になったと思います。感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました💕』『子どもは、中2、中1、小5になりました。上の二人は安芸太田町で過ごした時間を今もよく覚えていて、楽しかったなぁと言っています。震災と原発で傷ついた心を、癒して頂いたこと、一生忘れません。本当にお世話になりました。』『保養に行くことも、原発反対の行動だと思っています。』

    保養をやって来て良かったと思うと同時に、当たり前の日常を奪った原発を本当に許すことはできないと、また改めて怒りが湧いてきます。

    この保養は、全て全国の支援者の皆さんからのカンパで賄いました。今年の振込用紙にはたくさんのメッセージが書かれていました。*長い間の保養支援、お疲れ様でした。*福島の人のためにありがとうございました。*顔を知らなくても仲間だと思っています。*保養支援は最後と知り心が痛みますが、核と戦争のない社会をつくるため私も頑張ります。などです。

    保養に来られた家族はみんな、安芸太田の自然の中でのびのび過ごされました。その安芸太田町は、地方切り捨て政策に翻弄され、空は戦争の訓練場にされています。この資本主義体制の中で富を蓄積し、権力を集中させ、制度も民衆もその支配下に置こうとする層は、資本主義の存続と資本家の利潤追求のためには、人の命も生活も犠牲にする、戦争だってするのです。

    保養は今年で終わりましたけど、被ばく者にとって、検診・治療は、一生不可欠です。国によって保障すべきだとこれからも訴えていきます。そして反戦・反核・反原発を全国の皆さんと共に闘っていきます。